IB(国際バカロレア)では内部評価と外部評価合わせて最終的な点数(45点満点)が出ます。私は2022年11月に試験を受け、バイリンガルディプロマにおいて42点を取りました。
Japanese A Language and Literature SL … 7点
English B HL … 6点
History SL … 6点
Biology SL … 7点
Chemistry HL … 7点
Mathematics Analysis and Approaches HL … 7点
TOK B + Extended Essay B … 2点
の合計42点です。
これは毎年IBを取得する生徒の上位10%程度の成績であり、海外の名門大学に合格するのに十分な点数です。
今回はそんな私の学習法を4つに分けて紹介していきます。
学習の目的を常に明確にする
私はまず、ただ与えられた課題や宿題に取り組んだりするのではなく、常に学習の目的を明確にし、その時の自分に本当に必要だと思える学習をすることを意識しました。
例えば数学の問題を解く際は、数学の問題を解く主な目的は学習した概念の理解を深めることにあるため、理解が浅い状態では効果が薄いと考え、まず必ず数学の概念を深く理解してから問題を解くようにしたりしました。
このように常に目的を明確にすることで、自らの勉強を効率的なものにすることができます。
そして先生から与えられた課題の目的が分からなかったり非効率に思える時には、それをやらずに自分にとってより重要だと思えることを優先したこともありました。
IBの2年間は本当に時間がなく、長時間勉強するよりも短い時間にどれだけ効率よく勉強できるかが鍵であるため、学習の目的を明確化し学習効率を上げることは非常に重要です。
常に自己分析・振り返りをする
学習したことをアウトプット(テストや課題)した後に、自己分析・振り返りをすることは全ての教科(EE, TOK , CASを含む)において非常に重要です。
なぜなら、自己分析・振り返りを通して自分の目標(例:言語と文学で7点を取る)との距離を認識し、その目標達成において自分に必要なことを見つけ、目標達成に向けてより効果的に学習していけるためです。
例えば、私は言語と文学のPaper1のテストをした後は、自分の点数と自分が目標としている点数(例:各評価項目(5点満点)で4点を取る)の差を認識し、各評価項目において何が足りていないかを洗い出しました。
そしてその後、足りていないものを獲得するための今後の学習法を作り、それに沿って学習していきました。この自己分析・振り返りのサイクルを繰り返すことで、日々自分の目標との距離を近づけていくことができます。
良い睡眠をとる
良い睡眠をとるのは、自らの学習を効率的なものにする上で必須です。
ここで良い睡眠というのは、長時間の睡眠に加えて質の高い睡眠のことです。
私は、IBで学習しているときは必ず7時間は寝ることを意識し、就寝前は何も考えないようにしたりして質の高い睡眠をとっていました。
しかし私の知る限り多くのIB生は睡眠の重要性を知っていながら、実際は睡眠不足に陥っています。
これは睡眠よりも課題などを優先してしまっていることが原因だと思いますが、よっぽど重要なものでない限り(例:IAの最終提出など)私は睡眠を優先し、学習の効率を上げるべきだ考えます。
良い睡眠をとることで授業で学習したことをより記憶できたり勉強に集中できますし、睡眠は毎日のものなので、日々の習慣が全体の結果に大きな影響を及ぼします。
Take it easy!
最後はTake it easy (気楽にやる)です。
私自身、IB一年目の時はMock(模試)や最終試験直前は余暇の時間を捨てて常に勉強しているものだと想像していました。
しかし、実際にMockや最終試験を終えてみて強く感じたのは、常に勉強だけしているとプレッシャーなどから精神的に非常にしんどくなってしまうということです。
精神的にしんどくなって勉強が長期間できないような状態になってしまっては元も子もないですから、とにかく気楽に毎日コツコツ勉強することが大事です。
私自身、最終試験直前は旅行の動画を長時間見たり、好きなYouTubeの動画を見たりしました。また、その中で最終試験後に自分がしたいこと(旅行など)を見つけたりでき、勉強のモチベーションを上げることもできました。
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