【国際バカロレア/IB】Biology(生物)で高得点を取るには?実際に7を取ったIB生からのアドバイス

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こんにちは、Yugoです!

私はIB(国際バカロレア)において言語と文学、Chemistry、Math AA、生物の4科目で最高評価である7を獲得しました。すでに生物以外の科目では、7を取った方法に関して記事を書きました。

数学で高得点を取る方法:https://iblog-42.com/test-9/

化学で高得点を取る方法:https://iblog-42.com/test-5/

言語と文学で高得点を取る方法:https://iblog-42.com/test-4/

今回は、生物で私が7を取った勉強法に関して、使った教材や私が作ったノートの写真などを載せながら、書いていきたいと思います!

ちなみに私は生物を日本語でスタンダードレベル(SL)で取りました(コロナ対応でPaper3は省かれました)。

日頃の勉強

生物SLの学習内容自体は、私がIBで取った科目の中で最も簡単だと感じました。

というのも、生物では数学や化学で出てくるような複雑な計算は出てこないですし、SLでは各トピックをそこまで深掘りしません(HLとなれば事情は全く異なります!)。

そのため最終試験まで時間があるDP1年目の時には、正直日頃あまり勉強していませんでした。

とにかく意識していたことは、授業の内容を授業中に理解するということです。授業で大まかな内容が理解できていれば、最終試験に向けて復習する際に大幅に時間を短縮できます。

そして、授業を理解するために私がしていたことといえば

①授業でノートを取る際は、概念や仕組みなどを自分の言葉で書いて説明する(言語化する)

②説明できない場合、理解できるまで先生に質問する

ということです。

生物では難しい計算などはなく、仕組みがしっかり理解できており自分で言語化できるのであればPaper1でもPaper2でも点数がしっかり取れます。そのため日頃は授業の理解にフォーカスしましょう!

逆にいえば、生物のSLに関しては試験範囲もそこまで広くないため、日頃は授業外でそこまで勉強しなくても7を取ることは可能ということです!

Paper1の試験勉強

次に、最終試験のPaper1の勉強法に関して話していきます。

IBのサイエンスの科目(化学や生物)のPaper1はマーク式で日本のテストと似ており、他の科目に比べると間違いなく対策が簡単です。

私は主にPaper1に向けて勉強する際には3つのことをしていました。

①シラバスに載っているを自分の言葉で言語化したりイラストを描いてノートに説明する(インプット

②過去問などを通したインプットしたことをアウトプットする。

③間違ったところは理解できるまで調べたり先生に聞き、自分のインプットの量・質を上げていく(リフレクション

このインプット→アウトプット→リフレクションの流れを何度も繰り返していくことで、自分の知識と理解のレベルを着実に上げていくことができ、最終試験でも高得点が取れます。

サイエンスの科目のシラバスには最終試験の出題範囲が詳細に書かれているので、内容をインプットする際はシラバスをベースにすることがめちゃくちゃ大事です。

IBのサイエンス科目のPaper1は、シラバスに書かれていることが全て理解できていれば容易に高得点が取れるため、7が最も取りやすい試験だと思います!

Paper1のために私が使用していた教材は以下の4つです

・過去問

・シラバス

Bioninja

・Youtube(家庭教師のトライなど)

特にBioninjaという、シラバスの各項目に関する説明があるサイト(英語)は本当におすすめです。Bioninjaはイラストが豊富でとにかく理解しやすいことが特徴で、最終試験直前は使い倒しました!またウェブサイトなので、通学中などにもたくさん使っていました。

Paper2の試験勉強

生物のPaper1の対策が簡単と聞いて、みなさん飛び跳ねているかもしれません。

残念!生物のPaper2は、Paper1と比べると対策がかなり大変です!

Paper2の難易度が高いため生物SLで7を取ることはかなり大変で、私が受けた試験では受験者の5.2%しか7を取っていません。

Paper2の試験にはセクションAとBがあり、セクションAは特定の実験に関するData based questionsで、セクションBは記述式の問題です。

それぞれの問題の一例を出しておきます。

Section A:

セクションAはシラバスとはほとんど関係のない実験が出題され、その実験の結果や方法論に関して考察することが求められます。

そしてどのような実験に関する問題が出るかは予測できないため、セクションAの対策が特に大変です。

セクションB:

セクションBでは複数の記述問題がありますが、1問8点満点などの問題などもあり、生物的な仕組みを詳しく言語化することが求められます。

セクションAの対策

①過去問を解き、問題のスタイルに慣れる

②振り返りを通して、どのような回答が求められているかを理解する

セクションAに関しては知識がほとんどいらないため、インプットする時間はほとんどいらないです。

セクションAの試験対策としてできることは限られており、とにかく過去問をたくさん解いて試験に慣れ、振り返りを通して次に問題を解く際に同じ間違いをしないこと意識することが大事です。

あとは、とにかく批判的に実験のデータを読み取り、実験から分かることや実験の限界を論理的に推論していきましょう。

セクションBの対策

セクションBは概念や仕組みが深く理解できており、言語で説明できれば確実に高得点が取れます。そのため、セクションBの勉強でもPaper1と同じく、

インプット(ノートを作ったりや動画を見る)→ アウトプット(問題を解く)→ 振り返り(先生に聞く)

という流れに従って勉強していました(教材も同じです)。

ただ、Paper1と異なる点は、実際に1から自分で言語化できなければならない点です。

そのため、インプットの際はニュアンスで理解するのではなく、自分の言葉で仕組みや概念を説明することをより強く意識していました。

最後に

生物のスタンダードレベルの学習内容自体は比較的簡単で、勉強もしやすいと思います。

ただお伝えした通り、7を取ることは全く簡単ではなく、かなり勉強する必要があります。

これから生物を勉強する際は、今回の記事で紹介した勉強法や教材をを参考にしてみてください!


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